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ハーブの神話
ハーブのもつ“癒しの力”
古代文明においては神秘的な治療薬として崇拝されたハーブ。ハーブにまつわる伝説や神話、儀式、風習などをご紹介します。
(監修:リュー・デ・デリス主宰 藤森知美)
3.太陽のハーブ(1)・カモミール
3.太陽のハーブ(1)・カモミール
踏まれるほどよく育つ
カモミールは地面をはうように育ち、群がって一面に咲き誇り、人々を楽しませます。中世イギリス時代には花壇の緑や小道の端によく植えられ、そのカモミールの香り漂う小道を歩けば、心楽しく、健康になると信じられていました。今でもイギリス人の愛するハーブの1つで、1953年にエリザベス2世が即位したときにも、女王はカモミールの入った花束を手にしていたそうです。

カモミールは踏まれれば踏まれるほどよく育ちます。その性質から、イギリスの田舎で呼ばれている名前は「謙虚」。多くの力を持っているのに小さく可憐に咲くカモミールにピッタリの名前ですね。

カモミールの花言葉「逆境に負けない」
古代エジプト人はカモミールをあがめ、神や太陽に捧げ、アングロ・サクソン人は9つの聖なるハーブの1つと考えていました。
カモミールは洗礼者ヨハネと関係が深く、悪霊を追い払う強い聖なる力があると信じられていたのです。聖ヨハネの日(6月24日)になると、カモミールをくべたかがり火を焚き、濃い煙をたきしめました。

この煙には全ての不運を取り除く魔法の力があるとされていたので、人々はこのかがり火の上を何回も繰り返し飛んだそうです。苦しくて辛いときでも、カモミールから忍耐と元気をもらってがんばっていたのでしょう。これも近いもので「渡り日」や「受香場の香煙」がありますが、毎日の生活の中のちょっとした憂鬱には、カモミールの力をかりてみてはいかがでしょうか?

古代から伝わる「癒しのハーブ」
カモミールは何世紀もの間、民間療法において薬用として使われてきた最も古いハーブの1つです。古代エジプト人には病人を看護する「生命の家」があり、そこの神官たちはカモミールを聖なる薬草として重んじていました。熱病、風邪、様々な痛み、婦人病など、いろいろな症状に処方していました。

また、古代ローマではカモミールの鎮静作用が注目され、ヒステリーや不眠症、消化不良、鬱病などに使われていました。その後も結核やぜんそくなど、呼吸困難で苦しんでいる患者には、カモミールが敷き詰められた花壇に座り、カモミールの香気のなかで呼吸させる治療法がおこなわれたりしています。昔からカモミールはオールマイティーな民間薬として人々の生活に欠かせないものだったのでしょうね。
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